講師: 堤康彦(NPO 法人芸術家と子どもたち代表) 糸井登(宇治市立菟道第二小学校 教諭)

≪DANCE LIFE FESTIVAL 2008≫ シンポジウムⅠ in 京都 [第三部]

≪DANCE LIFE FESTIVAL 2008≫ ●シンポジウムⅠ in 京都
日本の教育に必要なこと =生きるために必要なコミュニケーション力と創造力を育てること
-なぜ、教育の中にダンスが必要なのか、  英国の取り組みと日本での今後の課題について-
【内容】
子どもたちの創造力を育むための教育が必要だということを否定する人はいないでしょう。ゼロから自分で創造する楽しみを知っていることと知らないのとで は、人生が大きく変わってきます。また、さまざまな人とどうコミュケーションを取ればよいのか考え、実践していくことも、大きく人生を変えるでしょう。
今日、企業メセナやアートNPO、意識の高い先生方の努力によって、学校教育の中でアートを活かした授業が少しずつ増えています。日本の人々が、アートの もつ創造性や想像力、多様な価値を認める力は、日本の将来にとって、子どもたちの育成にとって重要なことだと気づきはじめているからです。しかし、現在の 教育制度の中ではアートを授業に取り入れにくい状況があります。個々の熱意によって実現しているアートを活用した創造的な教育を、社会の仕組みとして実現 するにはいま何が必要でしょうか。英国の事例を参考に考えていきたいと思います。

日程:2008年8月12日(火)-13日(水) 会場:京都芸術センター 講堂

8月12日[火] 第三部 日本の現状と課題
≪DANCE LIFE FESTIVAL 2008≫ シンポジウムⅠ in 京都 [第三部]
講師:
○堤康彦(NPO 法人芸術家と子どもたち代表)
1987 ~97 年東京ガス勤務。その間に会社が開設したホールやギャラリーでダンス・音楽・美術等の舞台公演や展覧会のシリーズ企画をプロデュース。退社後、芸術普及 NPO や大阪府立大型児童館の勤務を経て、1999 年より独立。現代芸術家を小学校等へ派遣しワークショップ型授業を実践する活動=エイジアスをスタート。2001 年NPO 法人化。2004 年、東京都豊島区の廃校(にしすがも創造舎)に拠点を移し、地域向けプロジェクト「ACTION!」を始動。学校教育と地域(まち)の2 つのフィールドで子どもに関わる事業を展開する。
○糸井登(宇治市立菟道第二小学校 教諭)
教育貢献活動推進協議会(CE 協議会)理事、NPO 法人芸術家と子どもたち アドバイザー
「総合的な学習の時間」が始まる以前から、企業やアーティスト、NPO 等と協力して、新しい授業実践、教材開発などを行っている。「子どもの豊かな感性を育むアートワークショップの試み」にて、第一回学事出版教育文化賞優秀 賞受賞。2007 年度から池田修京都橘大学准教授とタッグを組み、若手教員、教師志望の学生を対象とした教育研究サークル「明日の教室」を主催。
<映像資料>
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本フェスティバルに至る経緯はこちら(参考資料もダウンロードできます。)
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98年から3年間の準備期間を経て、01年京都にて設立。全国のコンテンポラリーダンスの環境整備と、ダンスの持っている力を社会の中で活かし、子供から高齢者まで日常生活の中でダンスに触れる機会を創ることを目的に活動する。2008年「DANCE LIFE FESTIVAL」を皮切りに、日本におけるコミュニティダンスの普及事業を本格的に開始。学校や地域、福祉分野へのアーティスト派遣コーディネートを全国にて行う。ほかに、「コンテンポラリーダンス新進振付家育成事業」「三陸国際芸術祭」などの事業やコンテンポラリーダンスの統括団体としての活動、講演や執筆など、ダンスと社会をつなぐ様々な活動を行っている。2006 年国際交流基金地球市民賞、2015 年京都市芸術振興賞、2018 年京都はぐくみ憲章はぐくみアクション賞(こちかぜキッズダンス)、2020 年サントリー文化財団地域文化賞(三陸国際芸術祭)、令和4年度文化庁長官表彰。

 

2014年7月15日
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