英国のコミュニティダンス視察 13 『Oxford Youth & Community Dance Plat form 2007』

Oxford Youth & Community Dance Platform 2007
〔視察内容〕
コミュニティダンスの発表会見学
オックスフォード地区の各所で行われているダンスの
活動発表会。
年に一度オックスフォード市カウンシルDance and Oxford課とCherwell Valley College(生涯学習を推進するコミュニティーカレッジ)の共催で行われる。
IMGP1840
この夜の出し物は全部で9つ。8-12歳の毎週金曜日の夜に教会で練習しているグループ、同く8-12歳までの土曜日に小学校で練習しているグループ、10-14歳の土曜日に小学校で練習しているグループ、12-16歳のコミュニティーセンターで練習しているグループ、短大のダンス専攻グループ、フラメンコ教室、16-25歳のOxford Youth Dance Company、大人のコミュニティダンスグループ。照明、音響、舞台は非常に簡素で、出演者が次の出し物を客席に座って観たり、隣の人とおしゃべりしたり、とても気楽な雰囲気。200ぐらいの客席が満員だった。チケットは安価だが有料(5ポンドだったか?)出し物も学芸会のようだが、こんなに多くの子供たちがこの地区でダンスに関わっていて、この日のために練習し、張しながらお化粧して舞台に上がったのだろうと思うと、感激すら覚えた。最後の大人のグループは、コミュニティダンスをやっている子供の親た

ちが、自分たちもやりたくなってはじめたというグループ。プロの振付家と一緒に練習している。
[視察日]2007年6月24日~30日
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98年から3年間の準備期間を経て、01年京都にて設立。全国のコンテンポラリーダンスの環境整備と、ダンスの持っている力を社会の中で活かし、子供から高齢者まで日常生活の中でダンスに触れる機会を創ることを目的に活動する。2008年「DANCE LIFE FESTIVAL」を皮切りに、日本におけるコミュニティダンスの普及事業を本格的に開始。学校や地域、福祉分野へのアーティスト派遣コーディネートを全国にて行う。ほかに、「コンテンポラリーダンス新進振付家育成事業」「三陸国際芸術祭」などの事業やコンテンポラリーダンスの統括団体としての活動、講演や執筆など、ダンスと社会をつなぐ様々な活動を行っている。2006 年国際交流基金地球市民賞、2015 年京都市芸術振興賞、2018 年京都はぐくみ憲章はぐくみアクション賞(こちかぜキッズダンス)、2020 年サントリー文化財団地域文化賞(三陸国際芸術祭)、令和4年度文化庁長官表彰。

 

2014年7月8日
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