講師:フィオナ・ロス(サドラーズウェルズシアター コネクト部門代表)

≪DANCE LIFE FESTIVAL 2008≫ シンポジウムⅠ in 京都 [第二部]

≪DANCE LIFE FESTIVAL 2008≫ ●シンポジウムⅠ in 京都
日本の教育に必要なこと=生きるために必要なコミュニケーション力と創造力を育てること
-なぜ、教育の中にダンスが必要なのか、英国の取り組みと日本での今後の課題について-
【内容】
子どもたちの創造力を育むための教育が必要だということを否定する人はいないでしょう。ゼロから自分で創造する楽しみを知っていることと知らないのとで は、人生が大きく変わってきます。また、さまざまな人とどうコミュケーションを取ればよいのか考え、実践していくことも、大きく人生を変えるでしょう。
今日、企業メセナやアートNPO、意識の高い先生方の努力によって、学校教育の中でアートを活かした授業が少しずつ増えています。日本の人々が、アートの もつ創造性や想像力、多様な価値を認める力は、日本の将来にとって、子どもたちの育成にとって重要なことだと気づきはじめているからです。しかし、現在の 教育制度の中ではアートを授業に取り入れにくい状況があります。個々の熱意によって実現しているアートを活用した創造的な教育を、社会の仕組みとして実現 するにはいま何が必要でしょうか。英国の事例を参考に考えていきたいと思います。

日程:2008年8月12日(火)-13日(水) 会場:京都芸術センター 講堂

8月12日[火] 第二部 子どもの創造教育を支える地域のアートセンターの役割

≪DANCE LIFE FESTIVAL 2008≫ シンポジウムⅠ in 京都 [第二部] 
講師:フィオナ・ロス(サドラーズウェルズシアター コネクト部門代表)
ローハンプトンインスティチュートでダンスと社会学を専攻。ランベール・ダンス・カンパニーで教育部門ディレクターを務め、2002年にはシティ大学で アートマネージメント修士号を取得。2005年サドラーズウェルズシアターに、コミュニティ・教育部門であるコネクトの代表として参画。コネクトでは、 アーティスト等とともに、さまざまなプロジェクトや創造的な学習を広めるための企画を実施。現在ロンドン・サウスバンク大学でダンスマネージメントのコー スリーダーやクリエイティブ・イズリントン議長なども務めている。
<映像資料>
*無断転載禁止*


【講演中に上映したビデオ内容】 ※VTRではカット
1本目) ”The Holloway Boyz” 「ハロウェイ・ボーイズ」
2本目) Alpha by Random Dance: Alpha Performance アルファ by ランダム・ダンス:パフォーマンス
3本目) Alpha by Random Dance: dance lessons アルファ by ランダム・ダンス:ダンスレッスン例
4本目) ”Science~Physical” 「ダンスで理科」

 

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本フェスティバルに至る経緯はこちら(参考資料もダウンロードできます。)

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98年から3年間の準備期間を経て、01年京都にて設立。全国のコンテンポラリーダンスの環境整備と、ダンスの持っている力を社会の中で活かし、子供から高齢者まで日常生活の中でダンスに触れる機会を創ることを目的に活動する。2008年「DANCE LIFE FESTIVAL」を皮切りに、日本におけるコミュニティダンスの普及事業を本格的に開始。学校や地域、福祉分野へのアーティスト派遣コーディネートを全国にて行う。ほかに、「コンテンポラリーダンス新進振付家育成事業」「三陸国際芸術祭」などの事業やコンテンポラリーダンスの統括団体としての活動、講演や執筆など、ダンスと社会をつなぐ様々な活動を行っている。2006 年国際交流基金地球市民賞、2015 年京都市芸術振興賞、2018 年京都はぐくみ憲章はぐくみアクション賞(こちかぜキッズダンス)、2020 年サントリー文化財団地域文化賞(三陸国際芸術祭)、令和4年度文化庁長官表彰。

 

2014年7月15日
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