◎平成30年度・令和元年度 文部科学省 青少年の体験活動の推進「自己肯定感向上プロジェクト」創造的なダンスを用いた、児童青少年の自己肯定感向上プロジェクト2018-2019
ファシリテーター
その他のファシリテーター
東野祥子、康本雅子、ほか◎平成30年度・令和元年度 文部科学省 青少年の体験活動の推進「自己肯定感向上プロジェクト」委託事業
創造的なダンスを用いた、児童青少年の自己肯定感向上プロジェクト2018-2019
本プロジェクトでは、児童青少年を対象に年間を通じて創作ダンス(コンテンポラリーダンス)を用いた体験活動を行い、その効果の検証を専門家と共に行う事、同時に、年3回の推進会議を開き、各分野の専門家と共に創造的なダンスの可能性や今後の発展についてなど、テーマを設けてディスカッションします。またこれらの取り組みを年度末に報告書にまとめます。
このプロジェクトおいては、公募のワークショップにはアクセスしにくい児童青少年を対象に、ダンスを通して子どもたちの創造力・想像力・コミュニケーション力を育み、同時に自己肯定感の向上を目指します。
現代社会には、残念ながら日々信じがたい事件を耳にします。次代を担う児童青少年には、自分を認められなくなる、人を傷つけてしまう人生を歩む前に、自分を肯定し人生に希望をもてる体験をする事、そうしたチャンスに恵まれる事が、これまで以上に多く必要であることを実感します。
JCDNでは、H23年頃から、子どもたちの創造力・想像力・コミュニケーション力の向上を目的とした創作ダンスの授業やワークショップを、全国の小中学校(特別支援学校を含む)や保育園、学童保育所等で行っています。ダンスの特徴は、言葉や道具がいらない事、どこでも誰でもできる事です。ダンスの持つ力(創造力・想像力・コミュニケーション力)は、人が生きていく上で必要不可欠な力でもあります。また、創作ダンスは教えるダンスと異なり、一人一人のアイデアを活かす活動のため、知らなかった自分や友達の良さや得意な事を発見する学び多い活動です。
この取り組みを通じて、社会的支援が必要な児童青少年を対象に体験事業の実施先を新たに開拓し、自己肯定感の向上に資する取り組みを社会的課題に取り組む団体と芸術団体が連携し実施していくモデルケースを構築したいと考えています。
また、推進会議において多領域の専門家とともにその方法や効果を検証し、独自の報告書にまとめます。可能な限り、ここで示す方法が他の現場でも参考になるような資料となるよう取り組みたいと考えています。
当プロジェクトをきっかけに、今後、教育・福祉・更生保護・医療など様々な分野の施設・団体等との連携を考えております。興味関心のある方は、ぜひ以下までご連絡ください。
◆H31(R1)年度の事業報告書は、以下よりPDFをダウンロードしていただけます。ぜひご覧ください。
*なお、本書の作成にあたり、様々な団体・個人のご協力をいただいております。無断使用・転載はご遠慮ください。JCDNまでご連絡いただけましたら、用途によりご相談に応じます。
<目次>
序.プロジェクトの目的、組織体制
Ⅰ.創造的なダンスを用いた体験活動の報告・評価
-1.母子生活支援施設A ダンスワークショップ2019
-2.出張ダンスワークショップ① 京都府警察 少年サポートセンター
-3.出張ダンスワークショップ② 大津市立北大路中学校
資料 体験活動アーティストプロフィール
Ⅱ.体験活動の調査と分析
-1.調査の対象・方法・倫理的配慮
-2.エスノメトリー法による調査結果
-3.調査結果のまとめ
-4.補足説明
-5.本調査の意義と課題
資料 インタビューデータ
Ⅲ.プロジェクト推進会議の記録
-1.推進会議の目的と概要
-2.第一回推進会議 議事録 小学校・中学校での創造的なダンスの活動
-3.第二回推進会議 議事録 児童福祉施設での創造的なダンスの活動
-4.第三回推進会議 議事録 更生保護と創造的なダンスの活動
資料 推進委員プロフィール
◆H30年度の事業報告書は、在庫が少部数となっておりますが、希望者にお送りします。
240円切手を同封の上、希望理由、住所・お名前を明記して、以下までお送りください。
〒600-8092 京都市下京区神明町241 オパス四条503
自己肯定感向上プロジェクト担当宛